GOLF CUP第2戦は秋も深まる11月23日。前回の第2戦から4ヶ月も空いてしまったのでコンディション作りがナカナカ大変。D's RacingからはSクラスにゼッケン4番沢井選手、ゼッケン○番徳選手のダブルエントリーとなりました。
第1戦でPole to Winを飾った沢井選手は、今回も優勝を狙います。また、前回惜しくも4位だった徳選手も新たにクルマを用意しての参戦でワンツーフィニッシュを狙います。
今回は沢井選手が足回りをリフレッシュ。そのおかげでコーナーでの安定性がだいぶ増したようです。




早速朝一番のフリー走行でクルマの感じを確かめます。
しかし、第2戦以来の4ヶ月のブランクが大きく、フリー走行ではライン取りやブレーキングポイントを確認するのが精一杯の感じ。各車同じような条件ですのでフリー走行ではあまりタイムは伸びず(とはいっても、最初から無理して突っ込むと早々にリタイアになってしまいますから、フリー走行は感触を確かめるたけで十分です)、トップのゼッケン33が1'14''160を出したほかは、ほぼ15秒台以降。ゼッケン4沢井選手は1'15''396で6番手、ゼッケン16徳選手は1'16''298で13番手でした。


続く予選は大きくヒートアップ、各車タイムアタックを開始し、激しいラップ争いが展開されました。
その結果、ゼッケン4沢井選手はなんと1'13''620のスーパーラップでポールポジションをGet!また、徳選手もシェイクダウンとなったクルマながら1'14''725で6番手をGetしました。ノーマルエンジンのGOLF2での13秒台は、まさに信じがたいラップタイムです。また、徳選手も下ろしたてのクルマにもかかわらず14秒台をキチンと出せるところは流石です。






迎えた決勝、Sクラスはなんと30台フルグリッドに整列です。
ポールポジションはD's Racing沢井選手、徳選手は3列目の6番手でスタートです。シグナルレッドからレースがスタート!ゼッケン4沢井選手は絶妙のスタート、2番手のゼッケン3番もスタート良く、予選順位のまま第1コーナーへ。フルグリッドとなった台数の割には1コーナーでの混乱もなくレースが始まりました。ゼッケン13徳選手はスタート後の1コーナーで若干遅れ、8位での走行。序盤、上位陣のタイム差は少ないようで比較的ダンゴ状態が続きます。





トップ沢井選手と2番手はTail to Noseの戦い。2番手のプレッシャーも相当です。順位を落としていた徳選手は第2集団での走行。第1ヘアピンでは立ち上がり重視のラインに変えて前のクルマを抜きにかかります。
トップグループは5番手まではほぼタイムが横並びか、順位をキープしたまま相変わらずの接戦となっています。徳選手は順調にポジションを上げ、6番手まで浮上、ところが最終コーナーでスピン状態に陥り順位を下げてしまいました。どのグループもタイムが拮抗した接戦のため、ちょっとのミスが順位に大きく響きます。
レースも終盤となり、トップ沢井選手は2番手をやや引き離し、優勝も見えてきました。2番手のプレッシャーに屈することなく順調に周回を終えています。徳選手はなんとかして集団の前に出たい模様。





そうこうしている間にラストラップ、沢井選手はトップを堅持したままチェッカー、2番手には4位から最終で追い上げたゼッケン1柿ゴルフとなりました。徳選手はラストラップに頑張って6位をGet。全体としてはクラッシュもなく無事に終了しました。沢井選手はシーズンを通して、Sクラスに参戦した2戦ともポール to ウィンで文句ナシの成績を残しました。徳選手は4位と6位を得て上位の常連となっています。シーズンのポイント争いは、結局柿ゴルフがチャンピオンをGet。残念ながら沢井選手のシリーズチャンピオンは今シーズンは見られませんでしたが、決勝の成績は文句無くTopです。D's Racingは2002シーズンもGOLF Cupに参戦します。応援をよろしくお願いします。